はじめに:理系教育に熱が入る今、「国語」はもういらない?
最近、プログラミング教育やSTEAM教育など、いわゆる「理系重視」の流れがますます強まっています。小学校でもパソコンを使った授業が当たり前になり、「これからの時代は英語とプログラミングが重要」と語る親御さんも増えてきました。
でも、その裏で「国語は後回しでいいのでは?」という空気が漂っていることに、少し違和感を覚えています。読解力って、本当にもう必要ないのでしょうか?
むしろ私は、読解力こそがプログラミング的思考や理系科目の理解にも直結する“土台”だと実感しています。
この記事では、親としての体験をもとに、読解力とプログラミングの関係を深掘りし、「国語不要論」に一石を投じたいと思います。
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読解力とプログラミング的思考は“つながっている”
プログラミングは「理屈を組み立てる力」で成り立っていますが、そこに欠かせないのが「言葉の理解力」です。
例えば、Scratchで「もし〜なら」という条件ブロックを使うとき、多くの子どもがつまずくのはブロックの意味ではなく、「文章の意味」がわからないこと。繰り返すとは何を? どこまで? といった意図を読み取る力が必要です。
つまり、プログラミングにも読解力が必須なんです。
プログラミングを理解するためには、まず「ことばを読み、考える」力が求められます。

「勉強時間 × 理解度」が学力の本質
我が家ではこんなふうに考えています。
総合的な学力=勉強時間×理解度(=読解力)
どれだけ長く勉強しても、理解できていなければ成績にはつながりません。読解力が弱いと、授業の説明も、参考書の解説も「わからないまま」になってしまいがち。
逆に、読解力があれば「理解できる→勉強が楽しい→もっと取り組む→さらに理解できる」という好循環が生まれます。
数学が苦手なのは「数字が嫌い」からじゃない
私は昔から数学が苦手でした。でも、それは「数字が嫌い」というより「数字を使った言葉の意味がつかめなかった」からだと、今では思います。
夫は理系で数学が得意です。「数字が好きなんじゃなくて、数字を使った文章が苦じゃない」と話していて、まさに納得。問題文の意味が理解できていれば、計算もスムーズにいく。これもまた、読解力の差なのだと思います。
理系科目にも、やっぱり言葉が大事。数字の裏には必ず文章があり、その意図を読み解けるかどうかが、成績の差にもなっていくのです。
我が家が公文式を選んだ理由
長女にどんな習い事をさせるか悩んだとき、最終的に選んだのは公文式の国語でした。
理由は、読解力を「型」として身につけられるから。
段階的な教材、毎日のプリント、同じことを何度も繰り返す地道なスタイル。派手さはないけれど、確実に“読む力”が積み上がっていきます。
実は夫(地方公務員)もこんなことを言っています。
「社会人になってからも読解力の差ははっきり出る。指示書やマニュアルを読み取れないと、ミスにつながるし、説明にも時間がかかる」
社会に出ても読解力は一生もの。だからこそ、小学生の今、公文式で基礎を築く選択をしました。
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読解力があるとプログラミングも伸びる
Scratchを使ってプログラミングをする中で、読解力のある子ほど正しく命令を組み立てられます。
「ねこが10歩進む→鳴く→向きを変える→繰り返す」という課題で、問題文をしっかり読める子は最短コードで正解へ。読み飛ばしてしまう子は、ブロックの順番を間違えたり、関係のない命令を入れてしまうことも。
これは、読解力があることで「目的・条件・手順」の関係を頭の中で整理できるという証拠です。
さらに、読解力があればエラーにも冷静に対応できるし、「なぜそうなるのか」を言葉で説明できる。まさにプログラミング的思考と読解力は、車の両輪です。

読解力は一生使えるスキル
プログラミングを学ぶことはこれからますます重要になっていきますが、そのベースにある「読む力」まで鍛えておかないと、せっかくの学びが浅くなってしまう可能性があります。
読解力があると、どの教科にも対応できる。将来、資料を読む、指示を理解する、プレゼンをする、仕事を円滑に進める――そんな力に、すべてつながっていきます。
親として、子どもが読める力を持って生きていってくれるよう、今こそ国語に光を当てたいと思うのです。
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