「プログラミングって小学生からでいいんじゃない?」
「3歳なんて早すぎるでしょ?」
そう思っていませんか?でも実は、『3歳まで』こそが、子どもの脳の発達にとってもっとも重要な時期。
この時期に「遊び」を通じてプログラミング的思考を育むことは、将来の学びに大きな影響を与えることが、数々の研究でも示されています。
この記事では、そんな「3歳からのプログラミング教育」について、学術的な根拠も交えながら、分かりやすくご紹介していきます。
幼児教育は“3歳までがカギ”といわれる理由
「人間の脳の90%は、5歳までに完成する」とよく言われます。特に3歳までの時期は、感情、記憶、思考を司る領域が急成長する“ゴールデンタイム”。
このことを裏づけるのが、以下の2つの有名な研究です。
ペリー就学前プログラム(アメリカ)
経済的に恵まれない3〜4歳の子どもたちに高品質な幼児教育を行ったところ、後の学力・収入・持ち家率・犯罪率などに明確な差が出たという研究。
→ 特に3歳から始めたグループで顕著な効果が確認されました。
アベセダリアンプロジェクト
こちらも生後数ヶ月から5歳までの幼児に手厚い教育を行った追跡研究で、大学進学率や収入、健康状態において大きな成果が見られました。
🔍 出典:
つまり、早すぎるのではなく、3歳からこそ価値があるのです。
そもそも「プログラミング的思考」って何?
3歳の子にプログラミングと聞くと、「パソコン?」「タイピング?」とイメージしがちですが、実際はそうではありません。
プログラミング的思考とは?
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順序立てて考える
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「もし〜なら〜する」という論理
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目的達成のためのステップを考える
このように、日常の中でも自然と使っている考える力そのものなんです。
たとえば、「積み木でタワーを作る」→「崩れた」→「土台を広くしてみる」
これも立派なデバッグ(修正)であり、アルゴリズムの改善です。
3歳でもできる!遊びながら育つプログラミング思考
🧩 キュベット(Cubetto)
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木製のロボットに、ブロックで指示を出して進ませるおもちゃ
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画面を一切使わず、“順序”や“ルール”を直感で理解できる
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世界中の幼児教育現場で採用されている
🔢 くもんのロジカルルートパズル
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ピースを並べて、ボールがゴールに届くルートを作る
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試行錯誤・改善・原因の分析といった“プログラミング脳”を刺激
📘 プログラミング絵本シリーズ
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「もし、〇〇だったら?」という選択肢型の物語
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小さな子でもストーリーを楽しみながら論理を体験できる
🧸 その他おすすめキーワード
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知育タブレット
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プログラミング カードゲーム 幼児
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ボードゲーム プログラミング風
親が気になる“早期教育”のよくある疑問
❓ 本当に意味あるの?まだ遊んでるだけじゃ…
→ はい、それでOKです!むしろ「遊びながら学ぶ」が最も効果的な学習方法です。
❓ 早すぎて嫌いになったらどうしよう…
→ 無理にさせる必要はありません。あくまで“選択肢としてのプログラミング遊び”を取り入れるくらいの気持ちでOKです。
❓ 親が詳しくないけど教えられる?
→ むしろ一緒に“初めて”を楽しめるチャンス!解説動画やアプリも豊富にあるので、一緒に学びながらで大丈夫です。
実は兄姉と一緒にできる“年の差プログラミング”
3歳児が1人でできることは限られていますが、兄姉がスクラッチやマイクラで遊んでいる場合、「お手伝い係」として参加させることで自然に興味を持ちやすくなります。
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ブロックの色を並べてもらう
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コマンドカードを順番に並べてもらう
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「ここ押してみて!」とお願いして一緒に体験する
→ 「わたしもできた!」という達成感がモチベーションになります。
まとめ:3歳からのプログラミング教育は「将来の土台」
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幼児教育は3歳までが最も効果があることが研究で証明されている
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プログラミング教育は、論理的思考・問題解決力・創造性を育む鍵
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無理に教える必要はなく、遊びや親子の関わりの中で自然と育てるのがベスト
「早すぎるかも…?」と思ったときこそチャンス。
まずは1つ、おもちゃや絵本を手に取って、一緒に遊んでみてください😊
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