忙しい中学生でも「プログラミング思考」は育てられる?
中学校に入ると、生活がガラッと変わります。
新しいクラスや部活動、塾通いなど、子どもにとって毎日はとても忙しくなります。そんな中で「プログラミング的思考を育てたい」と思っても、現実的にはなかなか時間が取れません。
そもそも、「プログラミング的思考」とは何でしょうか?
これは単にパソコンを使ってコードを書くことではなく、「論理的に物事を考え、問題を整理して、最適な方法で解決していく力」を指します。AI時代を生きる子どもたちにとって、まさに“生きる力”とも言えるものです。
経済産業省の資料でも、こうした力は「今後ますます求められる能力」として紹介されています。
(参考:未来の教室「論理的思考力育成」|経済産業省)
でも、忙しい中学生にどうやってこの力を育てればよいのでしょうか?
答えはシンプルです。生活の中に取り入れること。
今回は、勉強や塾に忙しい中学生でもできる、「プログラミング的思考を育てる習慣3選」をご紹介します。
↓↓ 要約動画(2分15秒)↓↓
習慣①:「順番を考える」工夫を家の中で
最も簡単で効果的な方法は、「順番を考える」ことです。
例えば、朝の準備や夜の過ごし方。以下のような問いかけをしてみてください。
- 「歯磨きと着替え、どっちを先にやると時間が節約できるかな?」
- 「夜のルーティン、どんな順番ならスムーズに寝られる?」
こうした声かけを通して、手順(アルゴリズム)を考える力が育ちます。
これはプログラミングで必要な「順序立てて処理する力」そのもの。
さらに、これをホワイトボードやスマホアプリで「見える化」してあげると、子ども自身の理解も深まります。
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こうした工夫は、家族全体の生活リズム改善にもつながります。
習慣②:「YouTube分析」で論理的思考を育てる
「YouTubeばかり見て…」と思う親御さんも多いかもしれません。
でも、見ること=悪いことではありません。
むしろ、その中に“考える要素”を入れてあげるだけで、「見る」から「学ぶ」へと変わります。
たとえば、以下のような質問をしてみてください。
- 「この動画、どんな順番で進んでるかな?」
- 「どうしてこの部分で効果音を入れてると思う?
- 「最初に何を伝えて、最後にどう締めてる?」
これは、「構成を意識する力(論理的な順序づけ)」につながります。
YouTuberは、実は無意識に「起承転結」「テンポ」「視聴維持率」などを計算して編集していることが多いのです。つまり、自然とプログラミング的な思考をしているとも言えます。
もし興味を持てば、自分で動画を作ってみるのも大きな学びになります。
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親子で「動画の見方」を少し変えてみるだけで、日常に“考える力”が加わります。
習慣③:「ゲーム攻略」で試行錯誤を楽しむ
「ゲームに夢中で…」という声もよく聞きます。
でもゲームこそ、プログラミング的思考の宝庫なんです。
たとえばマインクラフト。
- 資源をどう集めるか
- 家をどう効率よく作るか
- モンスターをどう避けて進むか
これらはすべて「論理的な仮説→試行→検証→改善」というサイクル。
いわば『PDCA(Plan→Do→Check→Act)』の繰り返しです。
子どもに問いかけてみましょう。
- 「このステージ、どうやって突破しようと思ったの?」
- 「それを試してみたら、結果どうだった?」
- 「次にやるなら、どこを工夫する?」
こうすることで、ただの遊びが「思考力の訓練」へと変化します。
さらに、プログラミングと相性のいいゲーム教材も増えています。
時間があるときに、こうした教材を使うのもおすすめです:
「忙しいからこそ」思考力は生活の中で育てる
子どもたちは毎日が本当に忙しいです。
それでも、これからの社会を生き抜くために必要な「考える力」を育てるには、特別な時間ではなく、日常に“問い”を持ち込むことが大切です。
親が正解を与える必要はありません。
むしろ「なんでそう思ったの?」「次はどうしたい?」と問いかけることこそが、子どもの“思考力のトレーニング”になります。
あわせて読みたい:時間がなくても大丈夫!中学生の子どもに『プログラミング的思考』を育てる習慣3選
忙しい中学生にこそ、オンラインで“しれっと”学べる環境を
「部活や塾で手一杯…」「送り迎えも大変…」
そんなご家庭には、自宅から参加できるオンライン型のプログラミング教室がおすすめです。
なかでも注目なのが、【ITeens Lab(アイティーンズラボ)】。
週1回からOKで、プログラミングだけでなく「考える力」「伝える力」も重視した授業内容が魅力です。生徒一人ひとりに寄り添う個別指導スタイルなので、初めてでも安心して参加できます。
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もしお子さんがマインクラフトに夢中なら、【デジタネ(D-SCHOOLオンライン)】という教材がぴったりです。
デジタネは、マインクラフトの世界でプログラミング思考を育てるオンライン教材。
家を建てたり、ミッションを攻略したりしながら、自然と「考える⇒試す⇒工夫する」力が育ちます。楽しみながらPDCAサイクルを体験できるので、ゲーム感覚で論理的思考が身につきます。
自宅で完結するので、忙しいご家庭にも最適です。
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終わりに:プログラミングは教科ではなく「生きる知恵」
文部科学省は、2020年度から小学校でのプログラミング教育を必修化しました。
中学校でも技術の中でプログラミングが取り入れられ、高校では「情報I」が共通必修に。
しかし、大切なのは「教科として学ぶこと」だけではありません。
プログラミングの根底にある「順序立てて考える力」「工夫する力」「失敗を改善する力」は、一生使える“生きる知恵”です。
時間がない子どもにこそ、「日常の中で育てる知恵」としてのプログラミング思考を、家族みんなで楽しみながら取り入れていけたら素敵ですね。
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