マリオ vs スクラッチ:どっちが子どもの想像力を育てる?

スクラッチ作品・活用術

 子どもが夢中になる存在といえば「マリオ」。スーパーマリオブラザーズは、世代を超えて愛されるゲームとして、今でも多くの子どもたちの心を掴んでいます。一方で、子どもの創造力を育てる教材として注目されているのが、プログラミングツール「Scratch(スクラッチ)」。このふたつ、一見するとまったく違う存在ですが、どちらも子どもにとって大切な学びの要素を含んでいます。

そこで今回は、「マリオ vs スクラッチ」というテーマで、それぞれが子どもの想像力にどう影響を与えるのかを比較し、親としてどのように付き合えばよいのかを考えていきます。

マリオばかりやっている我が子を見て、「これって意味あるの?」と心配する親御さんも多いはず。でも、見方を変えれば、マリオだって子どもに大きな刺激を与えてくれているんです。

マリオの魅力は「攻略」と「世界観」

まずはマリオの魅力を考えてみましょう。マリオのゲームは、単純そうに見えて実はかなり奥が深い構造を持っています。ステージごとに異なるギミックや、隠しアイテムの存在、ジャンプのタイミングひとつで結果が変わるなど、子どもたちは自然と「試行錯誤する力」「パターンを読み取る力」「タイミングを見極める力」などを鍛えられています。

また、世界観に没頭できるのも大きな魅力です。キノコ王国や地下世界、水中ステージなど、子どもたちは想像力を働かせながら「次はどんな世界が待ってるんだろう?」とワクワクしながらプレイしています。

つまり、マリオは“受け身の遊び”ではあるものの、その中には創造性を刺激する要素が詰まっているんです。

スクラッチの魅力は「創造する体験」

一方、Scratchは子どもが自分でゲームやアニメーションを作ることができるプログラミングツールです。ブロックを組み合わせてキャラを動かしたり、音を鳴らしたりするだけで、「自分だけの作品」が完成します。

子どもは最初、遊びの延長で「ねこをジャンプさせたい」「マリオっぽいゲームを作りたい」といった思いつきで取り組みます。しかし、徐々に「どうすれば思い通りに動くのか?」と考え始め、ロジックを学ぶようになります。

自分のアイデアが形になり、それを人に見せたり、さらに改良したりする体験は、子どもの“内なる想像力”を大きく育てるきっかけになります。

マリオ vs スクラッチ:どちらが想像力を育てる?

比べるポイント マリオ(遊ぶ) スクラッチ(作る)
どっちが主役? ゲームの世界に入りこむ 自分でゲームの世界を作る
想像力は? できあがった世界を想像する 新しい世界を考え出す
学びの力は? うまくクリアする方法を工夫 キャラの動きや仕組みを考える
子どもの変化 楽しく遊べる・発想が広がる 考える力・あきらめない力が育つ

マリオは「世界を体験する」ことで想像力を引き出すのに対し、Scratchは「世界を創る」ことで想像力を育てます。

どちらが良い悪いではなく、得られる力の“ベクトル”が異なるということです。大切なのは、子どもの「好き」を入り口に、それをどう“育てる方向”に伸ばしてあげるか。

マリオ好きの子にScratchをやらせてみたら?

実際に筆者の息子(中学1年生)もマリオが大好きで、Switchばかりやっていました。しかしある日、「自分でマリオっぽいゲーム作ってみたら?」とScratchを触らせたところ、思いのほか夢中に。

キャラクターをジャンプさせる、敵をよける、スコアを加算する…といった仕組みを自分で考えながら実装し、「マリオ作るのってこんなに大変なんだ!」と驚いていました。

しかも、「ここは敵を増やして難しくしてみようかな」「音楽つけたら面白くなるかな?」と、どんどん自分で工夫するように。単なる“ゲーム好き”が、“つくることの楽しさ”に気づく瞬間でした。

親としてできること:遊びから学びへのスイッチを

子どもは「やらされる勉強」にはすぐ飽きます。でも、「やりたいことの延長にある学び」なら驚くほど吸収していきます。

だからこそ、親ができるのは「好き」を否定しないこと。そして、そこに“学びの種”を見つけてあげることです。

マリオで遊ぶのが悪いのではありません。むしろそれをきっかけに「じゃあ、自分でマリオみたいなゲーム作ってみる?」という提案こそが、子どもの想像力を本当の意味で引き出すスイッチになるのです。

Scratchは無料で始められますし、プログラミング知識がなくても大丈夫。まずは親子で一緒に触ってみる。それだけで、子どもの世界はグッと広がります。

まとめ:どちらも正解。でも、“どう活かすか”が大事

マリオとスクラッチ、どちらが子どもの想像力を育てるかという問いに、絶対的な正解はありません。

でも、「どちらが子どもにとってより“能動的な体験”につながるか?」と考えたとき、やはりScratchには一歩リードする魅力があります。

遊びも学びも、最終的に子どもが「やってよかった!」と思えるような経験にしてあげることが、親にできる最大のサポートかもしれません。

スクラッチの記事はこちらでも紹介⇒Scratch vs Roblox 創造力が育つのはどっち?「作りたい!」を引き出す教材対決

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