プログラミング教育が小学校で必修化され、今や「子どもにプログラミングを学ばせたい」と考える親は増えています。しかしその一方で、「本当は親の自分もプログラミングを理解しておきたい」「でも、どうやって学べばいいのかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、子どもより一歩先に親が学ぶことで得られるメリットと、忙しい家庭でも無理なく実践できるおすすめの学習法をご紹介します。
親がプログラミングを学ぶべき理由とは?
まず、「なぜ親がプログラミングを学ぶ必要があるのか?」という点から整理しましょう。
1つ目の理由は、子どもの学びをサポートできるようになるからです。プログラミングは、つまずくポイントが人によって異なります。親が少しでも内容を理解していれば、「どこがわからないのか」に気づきやすくなり、的確なフォローができます。
2つ目は、親自身のスキルアップにもつながるからです。プログラミング的思考(論理的思考・問題解決力)は、仕事や家事、日常生活にも応用できます。将来的に副業や在宅ワークにつなげたいという人にとっても、基礎を学んでおくことは大きな財産になります。
3つ目は、学び続ける姿勢を子どもに見せられること。親が「楽しそうに新しいことを学んでいる」姿は、子どもにとって強い刺激になります。学びは年齢に関係ない、というメッセージを自然に伝えることができるのです。
親におすすめのプログラミング学習法5選
では、実際にどのような方法で親がプログラミングを学べばよいのでしょうか?子育てや仕事に忙しい親でも取り組みやすい方法を5つご紹介します。
1. 子ども向けのScratchから一緒に始める
プログラミング初心者にとって、子ども向け教材は最もやさしい入口になります。特におすすめなのが、ビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」です。
Scratchは、命令ブロックをドラッグ&ドロップで組み合わせてプログラムを作る仕組みで、コードを書く必要がありません。小学生にも使える設計なので、大人が初めて触ってもすぐに理解できます。
まずは、子どもと一緒に「キャラクターを動かす」など簡単なプロジェクトを作ってみましょう。自然と順次処理、繰り返し、条件分岐といった基本構造が身につきます。
2. Progateやドットインストールでスキマ時間学習
通勤や家事の合間に学びたい方に人気なのが、Progate(プロゲート) や ドットインストール といったオンライン学習サービスです。
Progateはスライド形式で学べるので、コードの知識がゼロでも安心。HTML、CSS、JavaScriptといったWeb系の言語を、ゲーム感覚で習得できます。スマホでも利用可能なので、ちょっとした空き時間にもピッタリ。
ドットインストールは、3分程度の短い動画で学べるスタイルが特徴。手を動かしながら学ぶことができ、実践的なスキルを身につけたい人におすすめです。
3. プログラミング教室の体験会を親も活用する
子どものプログラミング教室や体験会は、実は親にとっても貴重な学びの場です。教室によっては、保護者向けの説明会や、学習内容をまとめた資料を配布しているところもあります。
たとえば、田中学習会のマイクラ教室のように、マインクラフトを使ったプログラミングでは、子どもが楽しんでいる様子を見ながら親も仕組みを理解できます。
「この点に関しては、別の記事で詳しく取り上げています【体験談】遊び感覚でプログラミング学習にハマった息子の話~in田中学習会
また、2024年の調査によると、プログラミング教室に通っている子どもの31.6%の保護者が、日常生活や仕事でプログラミング言語を扱っていると回答しており、親も一緒に学ぶ流れが少しずつ広がっていることがわかります。
出典:PR TIMES – 小学生のプログラミング教室に関する調査
4. YouTubeやSNSを使って“ながら学習”
「本を読む時間もない!」という方には、YouTubeのプログラミング入門動画がおすすめです。耳だけで理解できるように構成されている動画も多く、料理中や掃除中などの“ながら時間”を有効活用できます。
また、X(旧Twitter)やInstagramでは、育児中にプログラミングを学ぶママ・パパの発信も増えています。特に「#プログラミング初心者」「#親子プログラミング」などのタグで検索すれば、共感できる投稿や参考になる情報がたくさん見つかります。
5. ChatGPTに質問しながら実践
最近はChatGPTなどのAIを活用することで、疑問をすぐに解決しながら学習を進められるようになっています。
たとえば「Scratchでジャンプするキャラクターを作りたいんだけど、どうすればいい?」と聞けば、手順を具体的に教えてくれます。検索よりも効率がよく、気軽に学べる点が魅力です。
ChatGPTは無料でも使えますし、有料プランならより高性能なバージョンで学習支援が可能です。
続けるコツは「完璧を目指さないこと」
プログラミング学習は、最初の一歩こそ簡単ですが、「継続」が最大のハードルです。特に親世代は、家事や育児、仕事など日々のタスクに追われて、学びの時間が後回しになりがちです。
そんなときに意識してほしいのが、「完璧を目指さなくていい」ということ。毎日30分できなかったとしても、週に1回10分でも、やらないよりは確実に前進です。SNSや動画で他の人の進み具合を見て焦ることもありますが、自分のペースを大事にしましょう。
また、学んだことを家族にシェアするのもおすすめです。たとえば「こんなゲーム作れたよ」「HTMLで自分のページ作ってみたよ」と子どもに見せることで、学びが「家族の話題」に変わります。学習が孤独なものではなくなり、モチベーションの維持にもつながります。
特別な才能がなくても、特別な時間が取れなくても大丈夫。少しずつ積み重ねていけば、「親もプログラミングできるようになる」は十分に実現可能です。
無理なく、でも確実に一歩踏み出してみよう
「プログラミング」と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、今は初心者向けの環境が整っており、誰でも気軽に始められる時代です。
まずは「子どもと一緒に楽しむ」気持ちで、簡単なプロジェクトや動画からスタートしてみましょう。そして、少しずつでも続けることで、必ずスキルは積み上がっていきます。
親が学ぶことは、子どもにとっても最高の学びになります。「学ぶ楽しさは年齢関係ない」ということを、一緒に体感してみませんか?
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